ラウンジ嬢って最近よく聞く言葉だけど、キャバ嬢との違いってあるんですか?働くお店が違うだけ?
お店の種類が違うのはもちろんだけど、接客スタイル・服装・ノルマなど細かい部分にも違いがあるよ。どちらが向いているか、しっかり見極めよう。
わりと違う部分が多いんですね…。詳しく教えてください!
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ラウンジ嬢とは、お客様と楽しくお話をしながら、お酒を作る・煙草に火をつけるなどを行う仕事です。
基本の接客はキャバクラと同じですが、ラウンジにはママという存在がいて、女の子みんなでママのサポートをします。
ラウンジ嬢とキャバ嬢の主な違いは次の通りです。
ラウンジ嬢 | キャバ嬢 | |
接客 | 複数人で行う | マンツーマン |
ノルマ・罰金 | 基本的には無し | 有り |
衣装 | ワンピースOK | ドレス |
女の子の年齢層 | 20~30代 | 18~25歳が多い |
色恋を求めるお客様 | 少ない | 多い |
それぞれ詳しく解説していきます。
ラウンジ嬢は基本的にママのサポートを行うため、接客も1人または複数人のお客様に対し複数人で行います。
チームプレーが得意な人や、みんなでワイワイ楽しむのが好きな人は、ラウンジ向きです。
ただし、ママとの相性が合わない場合、働き続けるのが辛くなります。
ラウンジで働く場合は、ママの人柄を重視してお店を選ぶのがおすすめです。
ラウンジ嬢はママのお手伝いをするので、基本的にノルマは設定されていません。
指名・同伴ノルマなどがない分、お客様に営業をするのが苦手な人でもストレスなく働けます。
遅刻や欠勤をした際にペナルティがないのも、ラウンジの良い点です。
自分のペースでゆるく働きたい人は、キャバクラよりラウンジが向いています。
ただし、ラウンジでもママの方針によってはノルマやペナルティがあるので、面接時に必ず確認しておきましょう。
ラウンジは、キャバクラよりも服装がカジュアルになっており、基本的にはワンピースOKです。
服装の方針はお店によって異なりますが、キレイめな格好であれば問題ありません。
露出の高いキャバドレスが苦手な人や、衣装にお金をあまりかけたくない人は、ラウンジ嬢が向いています。
キャバ嬢より楽な部分が多いラウンジ嬢ですが、その分時給は安めに設定されています。
時給は地域によっても異なりますが、2,000〜3,500円ほどが一般的です。
ラウンジには基本的に指名制度がないため、キャバクラのように頑張るほど大きく稼げるわけではありません。
お給料はそれなりで良いから、気楽に働きたい人向けの仕事です。
ラウンジには居心地の良さが求められているため、女の子の年齢層も20〜30代と幅広く、お店によっては40代でも働けます。
25歳までが旬で、徐々に需要が減ってしまうキャバ嬢と比べると、長く働けるのが良い点です。
ラウンジは女の子の年齢層が高い分、お客様の年齢もキャバクラより高めの傾向にあります。
若い男性を相手に接客するのが苦手な人には、ラウンジがおすすめです。
ラウンジに来るお客様は、特定の女の子目当てではなく、お店そのものを気に入って通う傾向にあります。
みんなでワイワイ飲みたいお客様が多いので、個人を目当てにして通うキャバクラと比べ、色恋を求められづらいのが良い点です。
ただし、女の子にハマってしまい、恋愛感情を持ってしまうお客様はゼロではありません。
色恋を求められて困っている事例がありました。
ラウンジ嬢です。ガチ恋されて困っています。心身ともに元気がないので久々にお会いしたいです〜と言ったところ、明日会いに行く。そして僕も覚悟を決めて言うけど、明日抱かせて欲しい。君のパワーになると思う。と言われました。
引用元:ラウンジ嬢です。ガチ恋されて困っています。心身ともに元気がないので久々にお会い… – Yahoo!知恵袋
いくらラウンジ嬢の仕事がママのサポートとはいえ、夜職で働く以上、色恋を求められる可能性は少なからずあります。
お客様を勘違いさせないためにも、適度な距離感で接するようにしましょう。
六本木や西麻布など、都内の一部エリアに増えている「会員制ラウンジ」は、ママのいるラウンジとは働き方が異なります。
会員制ラウンジの特徴は次の通りです。
会員制ラウンジの特徴を詳しく解説します。
会員制ラウンジでの仕事内容は、お客様との会話のみです。
ママのいるラウンジのように、お客様のお酒を作ったり、煙草に火をつけたりする必要はありません。
夜職のテーブルマナーがわからない人や、会話のみに集中して仕事をしたい人は、会員制ラウンジが向いています。
会員制ラウンジでは、基本的に私服出勤が許可されています。
服装の規定はお店によって異なりますが、タイト系のワンピースやスカートなど、キレイめの格好であればOKです。
会員制ラウンジの服装は、ママのいるラウンジよりも、カジュアルかつ自由度が高いと考えて問題ありません。
ただし、パンツスタイルはNGのお店もあるので、事前に確認しておきましょう。
会員制ラウンジは完全自由出勤となっており、たとえば月に1~2回の出勤でも問題ありません。
キャバクラのように「最低週◯回・週末は強制出勤」などの縛りがないので、副業としては最適です。
ママのいるラウンジもある程度は出勤が自由ですが、会員制ラウンジほどではありません。
自分の好きなときにだけ出勤したい人には、会員制ラウンジが向いています。
会員制ラウンジは、キャバクラと違い顔バレの心配がありません。
自分の名刺を作らない上に、サイトに女の子の写真を掲載しないからです。
会員制と名が付くだけあり、経営者・お医者さん・芸能人など客層も限られています。
うっかり知り合いが来店する心配がないため、親や彼氏に内緒で働きたい人でも安心です。
会員制ラウンジは、お客様が支払う金額が高いので、女の子の時給もキャバクラ並です。
基本的には時給4,000〜6,000円で、中にはなんと1万円近い時給を貰う子もいます。
加えて、ボトルバックなどが貰えるお店もあるため、お酒が好きな子であれば稼ぎやすいでしょう。
気楽に働けて時給も高い会員制ラウンジですが、求められる容姿レベルは高めの傾向にあります。
具体的には、美人・スタイルが良い・背が高いなどが採用条件です。
ちなみに、会員制ラウンジではキャバ嬢のような派手さは求められていません。
髪色は暗めで上品かつ落ち着いた雰囲気の女性が、採用されやすい傾向にあります。
会員制ラウンジでは、接客スキルよりもルックスが重視されているので、外見に自信のある人向けです。
かなり条件が良くて魅力的な会員制ラウンジですが、無茶な飲み方による死亡事件もあるため、働く際は注意が必要です。
有名なものだと、2020年に起きたテキーラ事件があります。
2020年11月、東京・恵比寿の会員制高級ラウンジで、同店の従業員A子さん(20)が亡くなった。警視庁渋谷署は事故として処理したが、彼女の死にはあるゲームが関わっている、とネット上で話題に。そのゲームとは「15分以内に750mlのテキーラボトルを飲み干したら挑戦者に10万円を渡す」というもの。テキーラチャレンジと呼ばれるこのゲームを考案し、現場にも居合わせた起業家・光本勇介氏が後にSNSで特定されて大炎上した。
引用元:「テキーラ事件はいつ起きてもおかしくなかった」元六本木キャバクラ嬢が語る、港区の実態 | 文春オンライン
15分で750mlものテキーラを飲み干すのは、危険が伴う行為です。
いくら賞金が貰えると言われても、絶対に行うべきではありません。
このテキーラ事件に関しては、女性が自発的に行ったものとされています。
しかし、別のラウンジ関係者によると「断りづらい雰囲気があったのでは?」とのことです。
「1年前くらいだったと思います。光本さんの席には複数の女の子がついていたのですが、ほぼ全員が順番にテキーラチャレンジをさせられていました。光本さんからは『断っても良いけど、断るならもうこの席付けないからね』と言われ、実際に断った子は『じゃあすぐ替わって』と席を外させられました。
引用元:(3ページ目)《恵比寿テキーラ20歳女性急死》「A子さんは段ボール箱に頭を突っ込んで……」NewsPicks系“天才起業家”「一気飲みチャレンジ」の真相 | 文春オンライン
この日は制限時間はなしで、光本さんの指名で順番にテキーラチャレンジをしていたのですが、『もう無理です』とトイレに吐きに行く子もいた。1人が失敗すると光本さんは『じゃあ次行こうか』と新しいテキーラボトルを注文するんです。女の子には『お酒は飲まないと強くならないからね。こうやって飲ませた方が良いでしょ』と話していました。
光本さんは上客なので断れない空気がすごいんですよね。個室で飲むことが多い方なので助けも求めにくいし……。しかも光本さんはちょっと押しが強いところがあって、ビビッてる子も結構いました」
「いくら上客でも嫌なら断れば良いのでは?」と、思うかもしれません。
しかし、お店にとって大事なお客様からの提案だと、断りづらいと感じる女性は一定数います。
もし上客を怒らせてしまい、今後来店してくれなくなったら、お店からの印象が悪くなるからです。
たとえ無茶な飲み方を促されたとしても、最終的な決定は自分で行うため、何かあっても自己責任となります。
会員制ラウンジで働くのであれば、自分の意志を強く持ち、危険な飲み方をしないよう心がけましょう。
ラウンジ嬢のまとめ |
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ラウンジバイトは時給よりも気楽さを求める人向け |
複数人接客のためチームプレーが得意な人は有利 |
ラウンジ嬢の年齢層は高めなので長く働ける |
会員制ラウンジは高時給だが無茶飲みに注意が必要 |
ママのいるラウンジなら、安全かつ気楽に働けそうですね!
指名や売上のプレッシャーが嫌な人は、ラウンジが向いているよ。ただし、ママによって方針が変わるからお店選びは慎重にね!